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ベンツの維持費 教えます

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ベンツ ラジエターリザーバータンクキャップは交換必要

   

ベンツにはラジエターキャップはない?!

今さらですが、気付きました。

私のクルマ(前車W211W205)にはラジエターキャップはありません。

W205は向かって左側。

右バンクというのでしたか?

W205のラジエター周り

W211ラジエター周り

W211は向かって右側

ラジエターリザーバータンクキャップがあります。

こいつのトラブルにはビビりました。

それからはトラブる前に交換していました。

定期的に交換するということは覚えましたが、

どうしてフタを定期的に交換するのかな?不思議でした

そんな理由も分かれば、

よりセルフメンテナンスが充実します。

調べてみましたが、やってみるとかなり大変でした。

それで私でもわかる程度にカンタンにまとめました。

これを読んでいただくと

ボンネットを開けた時、

どこを見ればいいのか

どの部品が交換対象なのかがわかります。

お付き合いくださいね。

ラジエターのカンタンな仕組み

まずラジエターの仕組みです。

W205ラジエター

役者は

エンジン

ラジエター

ウォーターポンプ

です。

カンタンです。

ウォーターポンプが冷却水をエンジンとラジエターの間で

循環させているのです。

エンジンの熱を吸い取って熱くなった冷却水は

ラジエターで冷やされます。

で、またエンジンへと。

この繰り返しなんです。

次に少しむずくなります

ココで面倒なことが起こります。

熱くなった冷却水は膨張します!

膨れます。

また面倒なことですが、

冷却水に圧力をかけて

押さえつけるほど

沸点は高くなります。

100度では沸騰しなくなります。

するとエンジンの熱を吸収するのに都合が良くなるのです。

100度を超えてもまだ熱を吸収してくれますので。

なので、このエンジンを冷やすラジエター関係をまとめて

密閉して圧力を加えて一定にするのです。

ラジエターキャップ登場

ココでラジエターキャップです

ラジエターキャップは圧力を一定にする、

膨張時には加圧して押さえつけ

縮む時には加圧しないという働きをします。

強烈な密閉能力です。

ただの水漏れ防止のフタではありませんでした。

リザーバータンク

ココでラジエターキャップのもう一つの働き

膨張した冷却水を押さえつけられない時、

一定以上の圧力になった時は

エンジンやパイプなどが膨張により破損するおそれがあるので

膨張した冷却水をリザーバータンクへ排出するのです。

そのために開閉する弁の働きがラジエターキャップにはあります。

逆に冷えた冷却水をリザーバータンクからラジエターに戻す側の弁の働きもします。

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多くの国産車の方式

密閉されたラジエター一式と

オープンなリザーバータンクの組み合わせからなっています。

リザーバータンクは圧力フリーで大気と同じです。

ラジエターキャップが押さえきれず送り込んだ冷却水は

ココで膨張します。

そして冷えると収縮します。

ココでのキャップは水漏れ防止で

空気は出入りが自由です。

冷却水の膨張と収縮に合わせてタンク内の空気量が調節されます。

ベンツなどのドイツ車の方式

先のラジエター一式とリザーバータンクを一体化し、その圧力を一定にします。

冷却水はラジエターからリザーバータンクへ排出するのではなく

圧力に関係なく、絶えず循環しています。

ラジエターとリザーバータンクの間に開閉する弁は必要ありません。

いつでも出入りできます。

弁の働きをするラジエターキャップはありません。

必要なのは加圧して、沸点を高めることです。

密閉力だけが必要なのです。

なので、ラジエターリザーバータンクキャップに

圧力を一定にする密閉能力を持たせるのです。

そうしてラジエター、エンジン、ラジエターリザーバータンクを

冷却水が循環します。

W205ラジエターリザーバータンク

私の疑問点

先に書いた、加圧しても押さえられない場合、

国産車のようにリザーバータンクへ逃がすことができないドイツ車は

どうなるのでしょう?

今はまだ答えが見つかっていません!

そうならないくらいの圧力の設定なのか、

そうなったら、キャップが壊れて噴き出すのも仕方ないと思うのか

こんな疑問を持ちましたが答えはまだ見つかっていません。

ごめんなさい。

私個人の想像ですが、

おそらくそうならないと想定しているんだと思います。

しかし、キャップが経年劣化して圧力に耐えられなくなり

トラブルを起こすのだと思います。

最初から予防交換ありきの設計思想ですね。

それでもリザーバータンクまで含めて加圧密閉する

方式にしているメリットは。

冷却水が空気に触れないので劣化しにくい

蒸発しにくい

!私のトラブルはやっぱり????

全ての冷却水を使って循環させられる

ということが考えられるみたいです。

知っておくべきこと

以上の仕組みから私たちが知っておくべきこと

ラジエターリザーバータンクキャップ

熱い時は絶対に開けない

 仕組みを考えれば分かりますが、本当に噴き出します。

強い圧力がかかるのでいつかは壊れる

壊れる前に定期的な交換がトラブル防止になる

セルフメンテナンスでのポイント

ラジエターリザーバータンク

ここにも強い圧力がかかる

最近はプラスチック製になっているので

これも破損する可能性がある

定期的な交換が望ましいが

コストや作業が大掛かりなので

普段からヒビなどないかチェックする

冷却水が循環するパイプやホース

どれがそうなのかはわかりませんが

リザーバータンクに接続しているホース類は

普段からヒビやゴムの硬化などをチェックする

ラジエター関係パーツ

クルマから離れてすること

キャップやタンクの型番を調べておく

OEM製品があるか調べておく

その製品のレビューなどを読んでおく

以上、ラジエターリザーバータンクキャップの働きを

カンタンにまとめてみました

そこからメンテナンスのために知っておくことが分かりました。

ご参考になさってくださいね。

 

 

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