ベンツのブレーキオイル　交換は必要か　頻度と費用は

ベンツのブレーキオイル　交換は必要か　その費用とは

ブレーキフルードの話です　その働き

私もずーっと間違っていましたが、ブレーキオイルじゃないそう。
対照的なのがエンジンオイルです。こちらはオイル、私にすればどちらも油でしょうて感じですが。でも日本語にすると、エンジンオイルは潤滑油というのに対してブレーキフルードは作動油というのだそう。なんとなく、あっ察しって感じですか？
滑るー潤滑でないならどんな役割なのでしょう。
ブレーキフルードの役割は、油圧式ブレーキにおいて、ブレーキペダルを踏むことで加えられた力をホイールの中にあるブレーキまで伝達してブレーキキャリパーを作動させることです。

ベンツのブレーキフルードの性質　なぜ劣化するのか

ブレーキフルードには吸湿性があります。
これはブレーキフルードは水蒸気を吸い込んでしまういうことです。
ボンネットを開けてブレーキフルードのタンクを見てください。アッパーレベルより上には空気が入っていますよね。もちろんその後の油圧系統は密閉はされてはいますが、タンク内は真空ではありませんので、常に空気に触れています。
これがブレーキフルード劣化の原因の一つです。

劣化するとどうなるの

エンジンオイルのようにピストンの摩擦や熱による劣化ではなく、空気中の水分を吸ってしまうことによる劣化となります。
そして水分を含んだブレーキフルードは油圧管やブレーキキャリパーなどの金属への錆、腐食の原因になります。
このように劣化したブレーキフルードはブレーキシステムを破壊しかねない恐れがあります。そしてもう一つ、恐ろしいことがあります。

水分を吸収したブレーキフルードは沸点が下がります。となるとブレーキの熱によりブレーキフルードが沸騰しやくすなるのです。その結果、沸騰によりフルード内に気泡が発生してしまいます！！するとブレーキペダルを踏んだ力が気泡（空気）の圧縮に使われてしまい、ブレーキキャリパを押す力がその分減少するためブレーキを踏んでも効かないという状態になってしまいます。そうですね。何年前でしょうか。自動車教習所で習いました、ベーパーロックですね。ブレーキが効かないという、あれです。よく効くといつも喜んでいるベンツのブレーキが効かないなんて！！嫌すぎます。

ベンツのブレーキオイルは車検で交換するのが良いと思います。

書いてきましたようにブレーキフルードは乗らなくても水分を吸収して劣化していきます。
↓
水分を含んで劣化したブレーキフルードはブレーキシステムを傷める
劣化したブレーキフルードはベーパーロックの原因になる
↓
交換した方が良い。というか、交換しないといけない。
↓
耐用年数などは分からない。
↓
とりあえず車検毎に交換すると良いようだ
新らしいときは薄い黄色ですが時間が経過するに劣化するにしたがって茶色く濁っていきます。でも私のようなど素人が色の判断ができるわけがありません。なので車検が良いきっかけかと思いました。それからもう一つ大きなことがあります。それはベンツ純正ブレーキフルードでも割と安く手に入るということです。ちょっとショボい話ですみません。これは以前の記事、車検準備編をご覧ください。

ベンツのブレーキフルードの調達

ではどんな種類のブレーキフルードを調達すれば良いのか。

ブレーキフルードの種類
ブレーキフルードには、成分と規格の違いによっていくつかの種類に区分されています。
ブレーキフルードの成分は、
・グリコールエーテル系
・鉱物油系
・シリコーン油系とかがあるようですが、気にする必要はありません。
大事なのは規格で、DOT3、DOT4、DOT5の三種類が主です。違いは沸点みたいですね。数字が大きいほど沸点が高くなります。すなわち、強力なブレーキ力に対応します。
ベンツに限ると、DOT4が純正品のようです。

量もSクラスでもCクラスでも大抵の車種で1Lで足りるようです。ですので、ネットで調達する場合、ベンツ純正ブレーキフルードというのを買えば、間違いなさそうです。安く買えるので敢えて純正でない製品を選ぶ理由はないと思っています。

で、もっと安くとお考えの方なら自分で交換という手もありますね。私には絶対無理なのでやりませんが。ブレーキなんていう保安部品はど素人が手出ししてはいけないと思っています。ネットで検索すれば交換方法も散見されますが、自己責任でお願いします。