ベンツのエンジンマウント交換。交換時期と実際かかった費用をお話しします

ベンツのエンジンマウント交換しました

ベンツのエンジンマウントを交換しました。
国産車ではあまり聞かないパーツかと思います。
それ何するもの？とか、交換しないといけないの？等、
知らない人から交換を考えてる人まで、
全部お話ししますね。

エンジンマウントって何?

ベンツ W210 W211 エンジンマウント 左右セット E230 E240 E280 E320 2112400317 2202400617 2112402617

これはシンプルな機能です。
名前のとおり、エンジンを載せる（マウントする）ものです。
重いエンジンをボディに乗せるための台と考えればいいと思います
もちろん固定する機能もあります。
そしてただの台ではなくて、クッションの役割も果たしています

エンジンはご存知のように動いています。何しろガソリンを爆発させているのですからその振動は相当なもんです。エンジンをかけて直ぐはシートに座っていてもわかると思います。

そのエンジンの振動を吸収して、エンジン自体がずれるのを防いでくれる役割があります。

私のW211ですが、さすがにエンジン始動直後の振動までは吸収してくれませんが、アイドリング中の振動は皆無に感じます。振動がしないだけで音はもちろんしますよ。このあたり高級車と言われるゆえんかなと思いますね。

本当に静かです。いやいや音ではなくて振動がです。エンジンがかかっていないかのようです。

エンジンマウントが壊れたらどうなるの

壊れたらどうなるの

先に書いたエンジンマウントの性格から、壊れるというのは少し違いますね。メカニカルな機能というのはありませんので、劣化して交換しなければならなくなるというのが正しいと思います。

エンジンマウントのクッション機能から、その材質はゴムです。ゴムにオイルが封入されてクッションになっているのですね。
それではこのエンジンマウントが劣化して機能を果たさなくなるとどうなるのか。

まずはエンジンの振動がボディに直接伝わり、乗り心地が悪くなります。ダッシュボードからビビリ音がしたり、ハンドルやシフトレバーを持つと震えるようになります。

不快になるだけならいいのですが、当然車自体にも損傷を与えてしまいます。

振動による電子部品の接触不良やコンピュータのトラブル。もっとひどくなるとエンジン自体が下がって、( 載せている台がへたるということ )、つないであるホースやパイプが引っ張られて抜けたりと考えただけで恐ろしいことが起こります。

LEMFORDER(レムフォルダー) MOUNT BENZ 20333309142540401

修理の方法

これは修理ではなくて、交換ですね。

新品のパーツに交換するので、新車の状態になります。

そう、私のような中古車オーナーでは分からない新車の状態を垣間見ることができるのです。ある意味で、本来の性能、本当の乗り味なんかがわかるのですね。

例えばバッテリーを交換しても乗り心地や走り、フィーリングは変わらないと思います。

定番の交換部品である、エアマスセンサーやクランクポジションセンサーを交換してもそうです。

ですがエンジンマウントは違いがわかります。その意味で交換をオススメするパーツではありますね。

さて、それではどうやって交換するか？です。

自分でエンジンマウントを買ってきてショップで交換してもらうのが、最もお安いかと思います。

DIYで交換するのは無理でしょう。なにせエンジンを持ち上げないといけませんから。クレーンのような設備が必要だと思います。必然的にショップにお願いすることになります。

でもこのエンジンマウントの交換作業ですが、車種によるのかもしれませんが、私のベンツはいつもの整備工場ではやってもらえませんでした。

なんでもエンジンを吊り下げる設備がないからとのことでした。すみません。やってもらえなかったというのは適当ではありません。

できませんというのではなく、エンジンを持ち上げるのではなく、下から部品を外して交換できないかとかいろいろと考えていただいたのですが、私がそこまで苦労してもらうのもどうかと思い、今回は別の整備工場にお願いしたのでした。

そこは、家からほど近いところにあって、ホームページにはベンツ専用テスターもあると書いてあり、以前から気になっていた整備工場でした。

【欧州車】純正テスター不要　ステルスコア トータルコーディング PE102 簡単コーディング 簡単スマホコーディング ツール デイライト化等 他多数コーディング可 Mercedes-Benz メルセデス ベンツ

とりあえず電話でエンジンマウントの交換ができるか、部品持ち込みOKかを確認しました。

そうするとどちらもOKとのことでした。そして私が型式と後期型であることを告げると「V6ですか」と聞かれました。

おお。良く知ってる。

ここなら安心かなとそれで信用してしまいました。単純ですねー。

料金も聞きにくかったけれど根性を出して聞きました。そうしたらいつもの整備工場と同じくらいの金額だったので、速攻で決めてしまいました。唯一代車が借りられないのはちょっと困りました。

交換のタイミング

では、エンジンマウントの交換時期はいつでしょうか。

ガタガタと音がしたり、振動が激しくなって乗り心地が悪くなればモチロン交換です。

でもそこまでいくと、ひどい場合はエンジンマウントのゴムが裂けて中のオイルがエンジンルームに漏れてたりします。

そうなると二次災害が、発生すると思います。

漏れたオイルが付着することで、ゴム製パーツが劣化する、あるいは変質して本来の機能を果たさなくなるなどです。

ですので、そうなる前に交換しましょうね。

これはエンジンマウントに限らず交換部品全てに言えると思います。安く維持する必要条件ですね。

さて、では交換の目安ですが、車種によって違うでしょうけれど、一般的に10万kmが交換の目安と言われています。

ですがこのパーツは距離も大事ですが、経過年数も重要です。

走っても走らなくても重いエンジンを支え続けているのですから、年数に応じてヘタリます。

私は走行距離は5万キロ程度ですが8年経っていましたので交換しました。

幸いまだオイルが漏れるようなへたり方はしていませんでした。でもやはりへたっていて、新品のパーツと比べると2センチほど低くなっていました。

エンジンマウントのチェック方法
では交換すべきかどうかチェックする方法をお話ししますね。

簡単です。オートマチック車ならニュートラルの時とドライブの時の振動の違いをチェックすればいいです。DレンジとNレンジですね。

走り出そうとDレンジに入れたとき、振動が大きくなるようならへたっていると言えるでしょう。ただしへたっているからといって必ずしも交換する必要はないかもしれません。まだまだ限界までは遠いかもしれません。

私は2センチへたっていましたが、おそらくまだまだトラブルにはならないへたり方だと思います。

新車の性能は無理としても不快で我慢できないような振動もなかったですから。

考え方なんですが、いつかは乗り換えの時がくると思います。その乗り換え時期近くに交換しなければならなくなった場合、せっかく交換しても快適に乗れる期間が短いです。

それなら少し早いけれど、交換して調子の良い状態を長く楽しむほうがいいと私は思うのです。

それにトラブルが起こる心配もしなくてすみますからね。

交換費用です

交換費用は部品代と工賃です。

部品はディーラーの費用は知りませんが、そう高いものではないと思います。

なにしろメカニカルなものではないので、信頼できるネットショップから調達すれば良いです。

私達では現物を見ても大陸性の偽物かどうかの判断はできません。失礼。私達ではありませんでした。私は判断できません。なのでメーカーを選ぶようにしています。

今回のエンジンマウント交換で私が選んだメーカーは

LemForder　でした。

なぜこのメーカーにしたか。

カンタンです。有名だからです。

聞いたことがある、それだけです。

単純ですね。でもそれくらいしか私たちにはできないと思います。それに、そうそう失敗もしないと思います。

ちなみに今回の私の購入価格は左右2個で2万円程度でした。

国内のネットショップで買いました。

実はこのショップで前にサブバッテリーを買ったんですが、要らなくなってしまってどうしようか困っていたのですが、快く返品を受け付けてくれました。

なのでいいショップだなという印象を持っています。

工賃は先に書いた私にとって新しい工場でお願いしたところ、

25,000円　　でした。

エンジンマウントの交換だけの工賃ですから、同時に他の作業をお願いしたらもう少し安くなるのかもしれません。

追記です

この時にミッションマウント、リアエンジンマウントも交換しました。

それについてはこちらの記事で