ベンツの自動運転は安全か　信じていいのか　ほしいか

2020/01/03 2020/02/14

ベンツの自動運転機能　ACC

YouTubeを見て驚きましたー
今ではかなり広まってきた自動運転機能。もちろん自動で運転してくれません。あくまで運転をサポートしてくれるだけです。前の車について行って、加減速もしてくれて、最近はハンドル操作もある程度やってくれるようです。詳しくは知りませんが条件に合えば、手離し、足離しでもいいようですね。

欲しい自動運転の機能

ただ私はこれらの機能にはあまり興味がありません。高速道路を疲れて助けて欲しいと思うほど走ることがありませんし、どちらかと言えば、前の車が遅くて追い越し車線が空いていたら、追い越すという運転をしますので。前の車にそのままついていくというのはあまりニーズがないからです。おそらく車好き、運転が好きな人なら同じじゃないかと思います。
そんな私ですが、これはいいな、欲しいなと思う機能があります。
それは緊急時の自動ブレーキ機能です。人や車の急な飛び出しの時など、車がブレーキをかけてくれる機能で、車がぶつかると判断したら、停止するくらいのブレーキをかけてくれて、衝突を回避する機能です。
今の車にはないので、次に乗り換えるときは是非とも欲しいと思っていました。
それが先日、YouTubeを見ていたら、EクラスW213を3年乗ってのトラブルという動画がありました。興味がありますので観ました。そうすると、ビックリです。

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少し心配な機能なのか

ナビが映らなくなるとかいうのもありましたが、この自動ブレーキが高速道路を走行している時に働いたそうです。それも停止させる勢いで。ベンツのブレーキって強力です。だから安心なのですが、今回はそれが恐怖に変わったようです。100キロ以上で走っている車が急ブレーキで停止するのです。乗っている人も強いGがかかって驚いたでしょうけど、怖いのは後続車に追突されることです。この投稿者の方は幸い追突されずに済んだようですが、欲しいと思っていた機能がこんなとは驚きましたー。この投稿者の方はディーラーでの調査とか原因については述べられていませんでした。
この機能って最近では大抵の車についていますよね。軽自動車でも。
乗り換えたら必ずついてくると思われます。それで心配になってすこし調べてみました。

まず、自動ブレーキとはどういった機能なのか。

自動ブレーキと言ってはいますが、実は違います。正式には「衝突被害軽減ブレーキ」と言うようです。正式名称を見てもらえれば分かる通り、そもそも自動で止まってくれる機能ではないのです。そして衝突被害軽減ブレーキの機能は主に2つ。1つ目が前方の障害物や車などに接近している時にまずは警告してくれる機能。ですのでこの場合、ドライバーがブレーキをかけなければなりません。2つ目がぶつかるとシステムが判断した時に停止するくらいのブレーキをかけて被害を軽減してくれる機能です。あくまで被害を軽減してくれる機能となっていて自動でブレーキをかけて衝突を回避してくれる機能ではないとなっています。でも停止するくらいのブレーキをかけるのは事実です。

有名なスバルのアイサイトなど国産車でも全メーカーが性能の違いはあるにしろなにがしかの機能を備えています。
そこでベンツです。
実車を所有していませんのでカタログから調べました。
まずはW212から。
レーダーセーフティパッケージ中のBASプラスには、ドライバーのブレーキをより強くするようブレーキ圧を高める機能がありました。
PREーSAFEブレーキ、ドライバーが飛び出しに気がつかなかった時、軽くブレーキをかけて教えてくれます。それでもドライバーが気付かず、システムが衝突すると判断した場合、自動緊急ブレーキが最大のブレーキ力で作動し衝突を回避するとのことです。ベンツが最大のブレーキ力でブレーキかけたらすごいストッピングパワーですよ。荷物は前に落ちて、ドライバー含め乗員は前にすごいGがかかるでしょうね。
これらのことから自動緊急ブレーキと考えてもいいと思います。
普通に考えれば素晴らしい機能と思いますよね。
私もこれは欲しいと思います。
今年の夏でしたか、右折する対向車を避けようとして幼稚園児の集まっているところへ突っ込んだ事故がありました。自動ブレーキがあればもしかしたら救われたかもと思います。
事故がなくなる、これは素晴らしい、そう思います。

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でも、こんなニュースが　朝日新聞デジタルです。

ブレーキ誤作動のおそれ　日産が北米で販売のＳＵＶ
江渕崇＝ニューヨーク、友田雄大 2019年9月13

北米向けＳＵＶ（スポーツ用多目的車）「ローグ」（エクストレイル）について、自動ブレーキが誤作動する恐れがあるとして、米運輸省高速道路交通安全局（ＮＨＴＳＡ）が調査に入った。米メディアが１２日、一斉に報じた。
調査対象は２０１７年と１８年のモデルで、計約５５万台。障害物がないのに自動ブレーキが突然作動するなどの不具合が指摘されている。これまでに８００人以上が苦情を訴え、１４件の事故、５人の負傷者が報告されているという。
日産にとってローグは北米での主力車種。日産はソフトウェアの無償改修を促す通知を顧客に出した。ＮＨＴＳＡの調査結果次第では、リコール（回収・無償修理）に発展する可能性もある。
日産によると、ローグは米国、韓国、九州の３カ所で生産しているが、調査対象の車の詳しい生産地は分からないという。日産広報は「今のところ、日本のエクストレイルに同様の問題が出ているという話は聞いていない」としている。
自動ブレーキは主要な安全装備の一つで、自動車各社が搭載車種を広げている。日産車に限らず、誤作動をめぐる苦情が米当局や消費者団体に寄せられている。（江渕崇＝ニューヨーク、友田雄大）

危険があるのは事実

多くの人は自動ブレーキは事故や衝突を無くしてくれると思っているでしょう。正しいと思います。でもその自動ブレーキも誤作動を起こします。そして、その誤作動によって起きた事故もあります。皮肉なことですが事実です。国土交通省のサイトで検索しました。すると出てきましたよ。しかし、新しい機能を搭載するにあたって誤作動というのはつきものです。どれだけ綿密に設計しようとも誤作動を0にするのは不可能だと思います。だって人間のやることですから。

信用してはいけない

誤作動がゼロじゃないからといって、せっかくの技術を使わないというのも本末転倒です。それにもうこれから販売されるクルマには否応なく装備されていくでしょうから。
どう接すればいいのかなんて私にはわかりません。でも自分ならという考えはあります。
簡単です。誤作動するものだと思ってクルマに乗り、誤作動した時の対処方法を知っておくことです。また、「自動ブレーキだから大丈夫」なんて思わないこと。衝突が回避できたらラッキーくらいに思っておけばいいのではないでしょうか。
当たり前すぎて簡単ですが、これが正解かとも思います。いつかはわかりませんがそう遠くない時に乗り換えます。その時にはまた書きたいと思います。